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ちょっと一息

2023/11/16

人付き合いで疲れない、コミュニケーションを円滑にするコツとは

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私たちが生活するうえで切っても切れないのが人間関係。仕事はもちろんプライベートの時間でさえ、人付き合いをうまくこなそうとするがゆえに、ストレスをためてしまったり、心が疲れてしまったりしている人も多いでしょう。今回は、そんなコミュニケーション疲れに悩まされずに無理なく人付き合いをこなす、コミュニケーションのコツをご紹介します。

どうして人付き合いで疲れてしまうの?

人付き合いで疲れてしまう原因は、一言で表すと「ありのままの自分でいられないから」です。

私たちが暮らす社会には、さまざまな考え方や価値観を持った人がいて、必ずしも自分と相手が同じ感覚で生きているとは限りません。

その中で、すべての人と仲良くしよう、すべての人に好かれようとしてしまうと、どうしても相手のペースに振り回されてしまったり、相手の顔色を気にして話を合わせてしまったり。本来の自分とは異なる自分を演じてしまうことも少なくありません。自然体の自分ではなく、相手にとって良い人間であろうと演じることは、想像以上にストレスを感じるものです。言いたいことが言えない、食べたいものが食べられない、行きたいところに行けない、やりたいことができない……。一つひとつは些末な問題に感じるかもしれませんが、こうしたストレスが積みあがっていくと、人付き合いをすればするほど疲れてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

疲れやすい人の特徴は?

相手に合わせたり、自分を演じたりすることでストレスや疲れに繋がってしまう人付き合い。こうした人付き合いで疲れやすい人にはどういった特徴があるのか、代表的な例を紹介します。


人に嫌われたくないという気持ちが強い


人付き合いをする中で、相手に嫌われてはいけないという気持ちが強い方は、相手のペースに合わせようとするシーンがどうしても増えてしまい、疲れを溜めやすくなってしまいます。いわゆる優等生タイプとして育ってきた方に多い傾向で、ほめられたり喜ばれたりすることが当たり前になってしまっているために、失敗や衝突を極端に避けようとして、相手のペースを優先してしまうのです。その結果、自分の意見や考えを我慢しなければならないことが多くなり、人付き合いがストレスになってしまいます。


人間関係を勝ち負けでとらえてしまう


「失敗を指摘されると負け」「相手を言い負かせたから勝ち」といった具合に、人間関係を勝ち負けでとらえてしまうタイプも、人付き合いで必要以上にストレスを感じてしまいます。相手が良かれと思って発言したアドバイスでも素直に受け止めることができず、攻撃されたと感じてしまったり、言い返さなければと躍起になってしまったりといった傾向があります。こうした攻撃的な姿勢では、相手の対応も良くないものになってしまうため、ますます衝突が増え人付き合いの疲れが増してしまいます。


人の感情を想像し過ぎてしまう


相手が発した言葉の裏側を推測しすぎたり、相手の顔色や感情を想像しすぎたりしてしまう方も、人付き合いで疲れやすい傾向にあります。このタイプは、相手の感情をネガティブな方向で想像してしまいがちです。相手が良かれと思って手伝ったものを、「自分が迷惑を掛けたから嫌々助けてくれたんだ」といった具合にとらえてしまうことも少なくありません。その結果、ありのままの自分を出すのが怖くなったり、人の顔色ばかりをうかがうようになってしまい、疲れてしまうのです。

人付き合いが楽になるコミュニケーションのコツ

相手の感情を読み取り、気を遣いすぎてしまうことが、疲れやストレスにつながってしまうわけですが、人付き合いをもっと楽にするコミュニケーションのコツはあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。


ありのままの姿で付き合える人を増やす


「あるべき姿」ではなく、自然体な「ありのままの姿」で付き合える人を増やすことが、人付き合いを楽にする近道です。「ありがとう」を素直に言い合える関係が理想的で、相手の気持ちを意識し過ぎて「すみません」ばかり言ってしまわないようにすることも大切。自分らしく素直に生きていると、気持ちのいい人間関係を築ける人が周りに集まってくるものです。「自分を認めて、相手のことも認めること」から始めましょう。


特定のコミュニティにとどまらず、なるべく多くの人と交流する


大人になると人付き合いが職場だけになるなど、人間関係が狭くなりがちです。しかし、特定のコミュニティにとどまるのではなく、複数のコミュニティに属して多くの人と交流することをおすすめします。一つのコミュニティで人間関係に疲れてしまっても、もう一方のコミュニティに行けば楽しく過ごせますし、一つのコミュニティで認めてもらうことで心も強くなるからです。


相手との適度な距離感を保つ


相手の考え方や価値観と違う自分を責めてはいけません。価値観は人によって異なるのが当たり前で、誰とでも相性がいいということはないからです。相手の考えに違和感を覚えてしまったら、「自分と相手は違うんだ」と適度な距離感を保ち、どうしても合わないと感じたらさりげなく離れておけば問題ありません。

ちょっと一息のコワザ

人付き合いでストレスを抱えすぎないために、日々の生活で工夫できることはあるのでしょうか。ここでは人付き合いで使えるちょっとしたテクニックを紹介します。


他人との境界線を決めておく


例えば自宅に人を招いたとき、リビングは見せても寝室は見せないといったように、プライベート空間をどこまで見せるかという境界線を決めている方もいるのではないでしょうか。心のプライベート空間も同様に、他人が入り込んでも問題ない境界線を自分なりに明確にしておくことで、コミュニケーションのストレスが軽減できます。


疲れている時は無理せず断る


人と会うことは一種の刺激なので、疲れが溜まっている時はどうしても人と会うのが億劫になるものです。特に「皆は休みなのに、私は仕事なんて」といったようなネガティブな感情の時は要注意。疲れている自覚がある時は、人付き合いを断る勇気を持ちましょう


五感を使う


ストレスフルな人間関係では、頭ばかり使ってしまいます。これでは脳内ホルモンがアンバランスな状態になってしまうので、五感を使って脳内に幸せホルモンを増やしましょう。日の光を浴びたり、散歩や運動をしたり、おいしいものを食べたりといった自分自身を良い意味で甘やかす行動は、脳内ホルモンバランスを整えてくれます。

まとめ

  • 人付き合いで疲れる原因は、本来の自分と今の自分とのギャップにあります。
  • 相手の顔色を窺いすぎたり、嫌われたくないから無理をしたりすると、ストレスをためやすいので要注意。
  • コミュニティを広げたり、無理をせずありのままの自分でいられる場所を作ることが、人付き合いの疲れを解消することにつながるでしょう。

芙和せら(一般社団法人<芙和せら>心理研究所 代表理事)
(保有資格)
公認心理師(国家資格)、芸術療法士(日本芸術療法学会)、シニア産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、フラワー心理セラピスト、色彩グラスセラピスト、子ども花育セラピスト、コミュニケーション心理士、心理アセスメント専門士、箱庭療法士 他
HP:https://www.thera-labo.org/

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