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ちょっと一息

2023/05/17

睡眠の質を上げるために、今すぐ実践したい習慣とは?

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皆さまは、毎日十分に眠れていますか?日本の就労者の睡眠時間は、世界で最も短いと言われています。さらに近年はさまざまな要因による睡眠の悩みを抱えている人が増えており、良質な睡眠を取ることは世代問わず大きな課題です。
今回は、多種多様な睡眠のお悩みを分類し、良質な睡眠とはどのようなことか、具体的な対策や必要な生活習慣などをご紹介します。

あなたはどのタイプ?睡眠に関する悩みの種類

睡眠に何かしら問題があると感じている場合は、不眠症などの睡眠障害の可能性が考えられます。睡眠障害は大きく5つの種類に分けられます。悩みの種類ごとに見ていきましょう。

  • 寝つきが悪い

    一般的には「目を閉じてから15分以上眠れない状態」が目安となります。「入眠障害」という診断名がつけられることが多い症状です。

  • 夜中に目が覚める

    夜中に目が覚めて、もう一度寝ようと思っても寝つけず、15~30分かかってしまうというような場合は「中途覚醒」と診断されます。目が覚めてもすぐに目を閉じて眠ることができる場合には、それほど問題はありません。

  • 熟眠感がない

    充分な時間眠ったはずなのに疲れが抜けない、眠りが浅いといったケースは「熟眠障害」と呼ばれ、眠りの質が悪いことによって引き起こされます。熟眠障害は「中途覚醒」がきっかけになることも多いですが、中途覚醒がなくても熟眠感の欠如は起こります。また逆に、中途覚醒があっても熟眠感を感じる場合も。

  • 日中に強い眠気を感じる

    夜はしっかりと眠れているはずなのに、やたらと眠い」という場合は、眠りの質が悪い可能性があります。特に日中に強い眠気を感じるようであれば、「過眠症」といった症状も考えられます。

  • 足がムズムズして眠れない

    布団に入っても、足がムズムズ、チクチクしてなかなか眠れないということがありますが、このような症状を「ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)」といいます。鉄分の不足によって起こりやすく、特に妊婦さんに多いのが特徴です。

熟眠できない理由とは?

いわゆる「睡眠障害」には、80種類ほどもあると言われており、さまざまな原因が考えられます。ここでは、代表的なものをご紹介します。

  • ストレス

    睡眠障害の多くは、ストレスによって引き起こされやすいといえます。中でも対人関係が原因となる場合が多いと考えられています。

  • 環境や生活リズムの変化

    就職、転職や、職場の配置転換など環境が変わることで生活リズムが乱れたりすると、体内時計の働きがおかしくなります。寝つきが悪い、眠りが浅くて疲れが取れないというときには注意が必要です。

  • 加齢による変化

    高齢になると、ホルモンや血圧など、睡眠にかかわる生体リズムが前倒しになることで、「中途覚醒」や「早朝覚醒」が起こりやすくなります。また、加齢に伴って徐々に眠りが浅くなるとも言われています。

  • 病気などの影響

    うつ病や不安障害、統合失調症などの病気が原因で不眠症になることもあります。

睡眠の質をあげる4つのポイント

このように、さまざまな原因によって引き起こされる睡眠障害ですが、どうすれば良質な睡眠をとることができるのでしょうか。ここでは睡眠の質を上げるための方法をいくつかご紹介します。

  • 毎朝決まった時間に起きる

    毎日同じ時間に起きて、規則正しい生活リズムを続けることで徐々に体内時計が整い、良質な睡眠を取ることができるようになります。休日も長く眠り続けるのではなく、平日と同じ時間に一度起きてから、どうしても眠いときには昼寝をするなどするとよいでしょう。

  • 眠る前にリラックスした状態になる

    眠る前に身体や心をリラックスさせておくと、副交感神経が高まり、良質な睡眠が得られるようになります。ベッドに入る1時間半から2時間ほど前にお風呂に入り、眠る前にストレッチをしたり、目を閉じて腹式呼吸を行うと、体と心の緊張がほぐれてスムーズな入眠を促すことができます。こうした一連の流れは「快眠儀式」とも呼ばれますが、眠る前の行動をルーティン化することで「これから眠る」ということを脳が記憶するようになります。やがて、ルーティンに沿った行動を行うだけで、自然と眠気を感じるようになるでしょう。

  • 有酸素運動を行う

    運動不足は、睡眠の質を悪くする大きな要因といえます。ジョギングなど息が上がらない程度の有酸素運動を30分程度続けることで、コルチゾールというストレスホルモンを減らすことができ、眠りやすくなります。

  • 夕食を早めに食べる

    夕食は眠りに就く3時間前までに済ませましょう。睡眠の質を測る指標のひとつとして「朝起きた時にお腹が空いているかどうか」が挙げられます。眠る直前にたくさん食べてしまうと、本来は休ませるはずの時間帯に内臓を働かせてしまい、眠りにかかわるホルモンを分泌しにくくなります。夜遅くに食事する場合は消化しやすいものを選ぶか、食べる量を減らすようにしましょう。

ちょっと一息のコワザ

それでも「なかなか眠れない...」というときには、すぐにできる対策をいくつかご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

  • アロマを焚く

    アロマの香りは興奮状態を沈めてリラックスするのにおすすめです。一般的にはラベンダーの香りが効果的といわれますが、自分の好きな香りを選ぶのがよいでしょう。また、ティッシュに好きな香りのミストをスプレーして枕元に置いておくだけでも、リラックスして眠ることができます。

  • あたたかい飲み物を飲む

    眠る前にあたたかい飲み物を飲むことで体温が上がり、寝つきやすくなります。
    特にホットミルクには、トリプトファンという誘眠作用のある物質が含まれているのでおすすめです。ハーブティーなど、リラックス効果が高いものを選ぶのもよいでしょう。

まとめ

  • 睡眠の問題は環境や生活習慣に関係することも多いので、一度見直してみるとよいでしょう。
  • 良質な睡眠は、仕事やプライベートのパフォーマンスも上げてくれるので、日々のストレスの軽減にもつながります。

<監修>矢野 達人先生(一般社団法人オルソスリープアカデミー 代表理事、快眠ほぐしサロン すいみん 代表)
(社)日本睡眠教育機構が認定する睡眠健康指導士の上級資格を持ち、睡眠にまつわる幅広い知識や施術経験を活かして様々なメディアでも活躍。企業向け睡眠研修の実施や、アスリートのパフォーマンスUPを目的としたアスリートスリープコーチとしても活動中。
一般社団法人オルソスリープアカデミー
https://athletesleepcoach.jp/
快眠ほぐしサロン すいみん
http://ortho-g.co.jp/hogureteya/suiminosaka/

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