FastSeries ブログ
2021/10/13
色から気分を変える!
モチベーションアップにはどの色が効果的?
人の心理は目に映る身近な「色」に無意識のうちに影響を受けていることをご存じですか?
人の心理に対してどんな色が、どんな影響を与えるのか、色が人に与える効果をご紹介します。色をうまく活用して、彩りある日々を送りましょう。
色がもたらす心理的効果
人の心理は意識的にも無意識のうちにも、さまざまなものに影響を受けて変化しています。目に映る色も、人の心理に影響を与える要素のひとつです。
たとえば、「緑色を見るとなんとなく落ち着く、リラックスできる」という話を聞いたり、実際に体験したりしたことはありませんか?自然をイメージさせる緑色は、無意識のうちに森に包まれているような気分になり、安らぐ効果があると言われています。他にも、炎や太陽など熱いものをイメージさせる赤色は情熱的で活発な印象をもたらし、海や空をイメージさせる青色は爽快感をもたらすなど、それぞれの色が視覚を通して人間の心理に影響を及ぼす効果を持ちます。
心理的効果だけでなく、時には五感へ影響することもあります。たとえば、赤色や橙色、黄色などの暖色系で塗られた部屋の中では室温が高く感じられたり、普段見慣れている食材・食品に違う色が使われていると、おいしいと感じられなくなることも。
色は見る人の心理を変える力を持っているので、「なんとなくやる気が出ない」「モチベーションが下がっている」…そんな時には、目に見える範囲の色を変えてみるのもひとつの方法かもしれません。
色の持つ心理的効果を活用しよう
では、どんな色が、どのように人の心理を変えてくれるのでしょうか?自身の今の心理状況にあてはめて、色の持つ心理的効果を活用してみましょう。色のもたらす心理的効果やその影響には個人差がありますが、一般的に次のような時に採り入れたい、おすすめの色をご紹介します。
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落ち込んでいる時
情熱、エネルギー、高揚をイメージさせる赤色でモチベーションをアップ。
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ふさぎ込んでいる時
活力、素直、軽快、カジュアルなイメージの黄色で心を開放的に。
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興奮している時
冷静沈着、静か、穏やか、冷涼なイメージの青色で沈静化。
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目や頭が疲れている時
自然、瞑想、安心感をイメージさせる緑色で、森の中にいるようなリラックス感を。
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張りつめた気持ちを緩めたい時
女性ホルモンの分泌を高める効果があるとされる桃色は、幸福感をアップさせる効果が。
目に見える範囲にこれらの色があるだけでも、ご紹介したような効果が期待できます。デスク周りの小物やアイテム、PCのデスクトップ画面、その日着ていく服やバッグに採り入れるなどの方法もおすすめです。少しずつ採り入れて、気分をチェンジしましょう。
ちょっと一息のコワザ
日本は色彩豊かな「和色」の国
「ピンク」「オレンジ」はいずれも英語での色表記を、そのままカタカナに直したもの。日本語ではそれぞれ「薄紅」「桃色」、「山吹色」「橙色」などと表記してきました。
この、日本古来の伝統的な色表記は「和色(わいろ)」と呼ばれています。和歌や古典文学などで数多く使われてきた、日本固有の色名称を指す色のことで、淡いピンクには「撫子色」、濃いピンクに「今様(いまよう)色」と、同じ「ピンク」でも色の濃淡が違えばそれぞれに色名がつけられています。撫子色の「撫子」は花の名で、「撫でし子」、愛しい子という意味も含まれます。「大和なでしこ」の「なでしこ」もこの「撫子」のこと。「今様色」とは「今流行の色」という意味で、この「今」とは平安時代を指し、高貴な女性が着るものに使われた色とされています。
どの色の表記も繊細で美しく、日本人の色に対する豊かな感性が垣間見られます。日本人は古くから、色に四季折々の草木や動物などを重ね、さらに感情をも込めていたのですね。
美しく、時には穏やかに、時には情熱的に。その時の自分にとって、色が持つ力が何よりの気分転換に役立ってくれるかもしれません。
まとめ
- 人の心理は意識的または無意識のうちに色に影響を受けて変化している。
- 赤色でモチベーションアップ、青色でクールダウンと、その時の気分によって色の効果を活用しよう。
- その日の服の色を変える、持つ小物の色を変えるなど、目に入る範囲の色を変えてみるのもおすすめ。
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